2014年4月12日土曜日

昔も今も

今日の結婚式場のお仕事は、新発見♪一つ。
綴れ織りの名古屋帯をお持ちのお客様がいらっしゃっいました。

お母様のお持ちだった物との事で
長さが少し短くてお太鼓が作れず、
奥の手を使って結びました。

短い帯は逆手に結んだりしますが、
それでも長さが足りず、
このやり方になりました。

この結び方は本当に目からウロコです。
昔の物を今も使おうという現代人が考えた
結び方なんだろうと思います。

やっぱり奥が深いなあと思う今日この頃です。

2013年9月14日土曜日

掛け襟の幅について

着物を着るときに掛け襟の幅と言うのが問題になってくる。

基本は襟幅の1/3とされているが、結婚式や成人式など華やかな場ではもう少し出す事も好まれる。
それどころかお祝いの席では多く出すべきと言われる。

また、体型によっても、多くだした方が細く見える事もあるので、注意が必要なポイントとなってくる。

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2013年9月9日月曜日

9月歌舞伎 陰陽師

昨日は歌舞伎座へ『陰陽師』を見に。

今回は花道の脇の席だったので、後ろで役者さんが台詞を言う声が 大きく聞こえるし、いつもより近くで見えて感激でした。  
しかも、今回は若手役者が総動員していて 市川染五郎、海老蔵、片岡愛之助、尾上菊之介などこのメンバーが 同じ舞台に立つなんてあり得ないというくらい豪華なキャスティング。
菊之介なんて女の私でもほれぼれしてしまう位女性らしいしぐさで、 見とれてしまいました。

 今回の演目は魑魅魍魎が蔓延る平安時代、 藤原純友の乱と平将門の乱の後の 鬼に変ってしまった将門とその旧友俵藤太が 将門の魂を安倍清明と共に救うという話。
鬼に変わった将門を信じようとする藤太、 そんな将門を殺してでも魂を救ってほしいと懇願する 将門の側室:桔梗の恋。 二人の恋は実ることはなかったけど 心が通じ合い、見つめあうシーンにホロリ。  

 昔の人って、義理と人情が厚くて 今の人に無い心の強さを持っている。  

 歌舞伎を見るとそんな強さを少し持って帰ることが 出来る気がする。

2013年7月22日月曜日

浴衣の着付け

夏祭りが多いこの季節、浴衣の着付けのご依頼が多くあります。

帯結びを写真から選んで頂こう用意しておりますが、評判が良いのが『雄蝶』という結び方です。

『一文字』と違って立体感があり、個性的なのが良いのかも。

お任せの時は、雰囲気に合った結び方をさせていただきますが、特に雄蝶は人気です。

2013年7月12日金曜日

幼稚園夏祭り 

去る7/6 息子の通う幼稚園で夏祭りが行われました。
年少さんから年長さんまで時間を区切って盆踊り、紙芝居など縁日を楽しみました。

私は先生方のお着付けを頼まれたので、一足先に幼稚園ヘ。

先生方の細いこと細いこと。タオルの補正を入れたいところですが、まだ暑い時間帯なので今回はこのままで。
衣紋は抜きすぎず、足袋は履かないので少し短めに着付けます。
帯結びは先生方の雰囲気に合わせて。

浴衣は長襦袢がないぶん着物と違って着付けがどんどん進みます。皺を取りながらゆったりと着付けましょう。

2013年7月8日月曜日

七月歌舞伎 午前の部 加賀見山再岩藤

今年のお正月以来久しぶりに歌舞伎を観てきました。
演目は『加賀見山再岩藤』です。
徳川綱吉の頃の話を室町時代に置き換えて話が作られています。

今回の見所はなんといっても、夏にぴったりのちょっと怖いストーリーと市川染五郎、尾上菊之助、片岡愛之助の競演です。そして若手がどんどん出てきているので楽しいです。

やはり染五郎、愛之助、菊之助のせりふ回しは素晴らしく、聞きほれてしまいました。
室町時代にタイムトリップして楽しんだ1日でした。

2013年6月10日月曜日

無双仕立ての着物

だんだん暑くなると着物で結婚式に列席する方も減って参ります。

そんな時に、紗袷の着物でお着付けにいらっしゃったお客様おりました。
 
表地と同じ生地で裏地も仕立てる、とても贅沢なお着物です。そしてその無双の着物は5月15日から5月末までが本来の着用期間とのこと。

そんな期間限定の紗袷の訪問着をお持ちでいらっしゃったのですからかなりの着物通の方です。
こちらも素敵なお着物に大興奮です。

薄物の着物は長襦袢が透けてしまうので着物と同じ長さでお着付けをしなければなりませんし、衣紋の抜き具合から胸元、おはしょりなど注意するところが沢山あります。

紫陽花の柄でとても涼しげで上品に仕上がりました。

こんな着物を見られて感謝の一日でした。

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